それなりの田舎で暮らすメリットとデメリット
実家に帰る以外はもう半年以上市外に出てないです。すごもりです。
その実家も県境の山道をひたすら車で走った先にあるので、ほとんどよその人との交流はありません。
あとは日々のスーパーでの買い物と、運送屋さんとの受け渡しくらい。
こどもは幼稚園に行っていますし、夫の職場は市内とはいえ、電車に乗って遠くから来る人もあるので、外部との接触がないわけではありませんが、わたしはおとなしく主におうちで暮らしています。
もともとインドア派だし、遊びに出かけられないのはそんなに苦でもないんです。
でも何せ気晴らしにちょっと買い物でも…ていうのができないのは不便だなあと思うところもあり、大自然というほどでもない片田舎の暮らしはどんなものだか、メリットとデメリットを紹介したいと思います。
わたしの住む田舎とは
Wikipediaによると地方中小都市。
人口5万人を目指している。
市街地を一歩抜けたらすぐ田畑。
山が近い。
山道を通るところは過疎地。
電車の駅まで車で行く。
陸の孤島。
そんなところで暮らしています。
田舎のデメリット
そんな田舎で想定されるデメリットとは。
店がない
スーパー、電器屋、ホームセンター。
こんなのはある。
でも服がない。
こっちに引っ越してきて一番最初に思ったのは「服はどこで買うの?」でした。
本当に服屋がない。あ、しまむらあるわ。
前は10万人くらいの街に住んでいて、近くにイオンモールが2つあって、映画館もあったし、無印もユニクロもあったし、子供服のお店もいっぱいあった。
当市の西松屋は去年撤退しました。
銀行がない
メガバンク1つと地銀と、あとはゆうちょと農協。
メガバンクはATMもない。
ゆうちょってこういう時のためにあるんだなと痛感しました。
今まで他のメガバンクがメインだったんだけど、それは公共料金の口座振替に使えなくて、だいぶ色々見直しました。
めんどくさかった。
街灯がない
とにかく夜が早い。暗い。運転したくない。
交通手段がない
通勤時間帯しかバスがない。
不便でみんな車を使うので余計にバスがなくなる。
うちは家に車が1台しか置けないので、天気が悪くて夫が車に乗っていくと、本当に出かける手段がなくなります。
駅前に繁華街がない
ない。駅前に賑わいが皆無。
駅前商店街とかない。
村社会
誰も初めての感染者になりたがらない系のアレ。
田舎のメリット
メリットはある。おかげでのんびり暮らしています。
物件が安い
一軒家の家賃、都市部のアパートより安いよ。
駐車場代込みだよ。
人が少ない
密集はほぼない。観光地の観光客くらい。まあ今は観光客もまばら。
スーパーもそんな混んでないし、駐車場も大体空いてる。
人がのんびりしている
こっちにきて、こどもがレジでぐずっても結構にこやかに対応してもらえるのがありがたかった。
ドライブ楽しい
メイン道路以外は信号があんまないし、車も少ないので、広大な田んぼの真ん中の真っすぐ道を車で走るのは結構楽しいです。
オンラインを活用するようになる
そりゃもちろんそうするしかないからなんだけど、ネットバンキングとか活用するようになった。
忘れがちだったいろんなアカウントを整理してまとめたりしたので、お金の流れが見えやすくなりました。
余計なお金を使わない
使うところがない。
夫はコンビニにも寄らずにまっすぐ帰ってきているようです。
田舎楽しい?
なんでもあるなどとは口が裂けても言えない片田舎ですが、いまはインフラが充実していて、思ったより楽しくやっています。
よそへ行くのにまだ少し緊張感を伴うご時世なので、わたしの場合、ここにないものは諦めるかオンラインで実物見ずに探すかしています。
ただまあ、物欲がなくなったっていうのはあるかな。
在宅主婦なので、あんまりよそいきもいらないし、今年は参観日とかもないので余計に服飾品を買ってない…
もうちょっと世の中落ち着いてきたら、田舎暮らしで移住してきた作家さんがつくる、ていねいな靴とかカバンとかインテリアとか買ってるかもしれないです。
そういう世界もあるんです田舎。
まだわたしにそういう余裕がないだけで。
今後はその辺目指して頑張ります。